2013年9月20日金曜日

人類滅亡、させてみませんか?【Plague.Inc】

巷ではクッキーによるグランマッポーカリプスが起こっているそうですが、クッキーが無限に増殖するのに対し、此方は感染拡大の後、人々のに寄る収束に向かいます。

Plague Inc. -伝染病株式会社- 。それがこのゲームの名前です。




以前から人気の高いアプリでしたが、最近日本語に対応して、より楽しめるようになりました。
ゲームは英語でも何となく遊べるけどニュースとか、小ネタはぱっと見で理解しづらかったのでこのローカライズは嬉しい。



メインの画面です。まだ最序盤なので普通の世界地図ですが、感染エリアは赤い点で示され、中盤以降はこれが真っ赤に染まって行きます。




これがウイルスを成長させて行く画面。ここは伝染の特徴を強化する所ですね。
鳥やネズミ、蚊のような動物を介した感染から、水や空気、血液などを介する感染まで、DNAポイント(病気の感染が広がったり、病気による死人が出ると増えるポイント。)を投じて進化させて行くわけです。

他にも、具体的な「症状」を獲得したり、熱や冷気への耐性、薬への耐性などの「能力」を進化させることができます。




ひとつひとつの国に特徴があるため、それに合わせた感染経路を考えて行く必要があります。

…また、ゲームが進むと、ウイルスの危険性に気付いた人間が、治療の為の活動を開始します。
これで最終的にワクチンが完成すると、事実上ゲームオーバーです。感染者はどんどん治癒して行き、最後にはみんな健康になってしまいます。

また、感染してない状態の人がいる……全人類を感染させないまま、感染者が全滅してもゲームオーバーです。このゲームの目的は、あくまで全人類の滅亡なのですから。

宇宙の法則を書き換える程の力はありませんが、貴方の作ったウイルスは地球を死の星にできるでしょう。
そして同時に、人類の力を、思い知ることになるでしょう。人類は、簡単には滅んでくれないのです。

Plague Inc. -伝染病株式会社- 1.6.3(¥100)


2013年9月13日金曜日

Color Zen

タイトルの通り、まさに「ワオ…ゼン…」なアプリがこちら、Color Zen です。













パーツを動かして、色を融合させて、画面一面を枠線の色で塗りつぶす。
ルールだけ見るとFlood it!(一面を同じ色で塗りつぶすゲーム。)を思い出させる、そんなゲームなのですが…
ものすごいオシャレなのです。
ヘッドフォン推奨とだけあって、すごくα波でも出そうな、しかしかっこいいアンビエント?がBGMになってます。
そして、ステージ自体も、絵画のように美しい。













さて、ゲームの感覚はどんな感じか、実際に解いてみましょう。
オーラみたいなのが出てる奴が、今動かせるオブジェクトです。
今は左下枠内の二つの円ですね。

オレンジの円を動かすと、画面右のオレンジも同時に動きます。














さて、白いオブジェクトは、言わばワイルドカード。どの色にも変化します。枠内の二つの円が接触しないよう気をつけながら、三角形の入った白い四角の所までオレンジの円を誘導します。














ぶつけると、この通り。画面がオレンジの色に塗りつぶされました。そして、これで灰色の三角が動かせるようになります。














灰色同士をくっつけて…













白い円をこう…青い所に…














これで、後は自由になったピンク二つをぶつければ、全体がピンク一色になってステージクリアーです。
…ピンク一色になるんですよ…スクリーンショットを取りそこねたけど本当にピンクになるんですよ…!

こんなステージが複数あります。














そして、アドオンで追加ステージも追加可能。でも最初から結構沢山のステージがあるので、それだけでも充分楽しめます。

音と色の世界で、落ち着いて、程よく頭を悩ませることのできるパズルです。

Color Zen

記事を書いた現在無料ですので、是非試してみたいアプリです。
ユニバーサルアプリ。

2013年9月9日月曜日

敵を斬りながら上昇!Knightmare Tower

地味に攻略を進めてるゲーム。
これが、面白いんですよ。Knightmare Tower って言うんですけど。




こんな感じでロケットに跨って…




ジャーンプ!スクショだと全くわかりませんがすごい勢いで背景がスクロールしてます。びゅーんびゅーん。




で、このゲーム、ティルトで場所を移動、タップで降下して敵を斬りつける!
モンスターを倒すと切り身状に。
ある程度モンスターを倒し続けると、コンボが発生して、上昇が加速します。気持ちいいです。
これで、モンスターに攻撃をヒット出来ないと、またロケットに乗って復帰するんですが、下から溶岩がせりあがってきます。コンボも途切れるし。




こーんな感じですね。無論、敵の攻撃に当たればライフが減りますし、ライフがゼロになったらゲームオーバーです。この写真では満身創痍。




定番のショップでの強化。
しかし、昨今のゲームに珍しく、コインを課金で増やすようなのはありません。正真正銘買い切りアプリ。
Knightmare Tower 1.1.0(¥250)
買い切りだからこそのこの値段。
値段通りにがっつり楽しめるので、なんか面白いゲームないかなー、って方には是非肩を叩いてこのアプリを差し出したいです。
そこのあなたも是非。

2013年9月4日水曜日

おひっこし。2

以前のブログから特に推したいものをこっちへと運んできました。

また、改めて記事書きたいなと思うものもあったので、それは今後書こうと思ったときに書きたいと思います。

もう少し、記事書けると良いな…!

ロードラが、楽しい。

今更ながら、ロードラこと、ロード・トゥ・ドラゴンにはまっています。

 

所謂パズドラ系のソーシャルゲーム(クエストの部分が昔のポチポチゲーのようなのではなく、ちゃんとしたゲームになっているものをここでは差しています)で、自分もサービス開始時からやっていたのですが、途中で何となくだれてしまって放置していたのですよね。

それが、ふっ、と、考察サイトさんやらを見てしまって、そこから世界観をおっかけてずるりずるりと沼にはまりました。

「ワッザ…考察?」
と思われる方もいらっしゃる事でしょう。
しかしロードラの魅力は何よりもストーリーにある!(システムとかもどんどんブラッシュアップされてるけどひとまずここではおいといて)
そう、ストーリーです。それもすごく惹き込まれるストーリー。

何が巧いってその見せ方です。


ここに割とレアリティの低めなユニットの現段階の最終進化系があるじゃろ?

『ストーリー」をタップすると…


こうじゃ

『だからなんなんだよ!』って思われるかもしれません。
が、各ユニットごとにこのようなストーリーがついていて、それもそのキャラのみで完結してるストーリーではないのです。
例えば、ここでは『聞き慣れた、しかし初めての怒号』をあげた人物。彼については、この『ドミニク』の進化前のストーリーを読むと、その名前が解ります。そして、その人物は、彼と同様に1ユニットとしてこの世界に存在するのです!

そして、うまいこと様々な側面からユニットのストーリーを繋げて行くと、そこから少しずつこの世界の事や、この世界に生きた人々のドラマが見えてくるのです。
言わば、ユニットという単位で語られるカットアップ方式。進化するとストーリーが進むので、『このキャラクターはこれからどうするんだろう…』という期待感で、強いキャラでなくとも育成したくなるという寸法さ。

そしてそのストーリーを余すところなく見せて来てくれているのが…



この!オフィシャルブック!
最新の追加ユニットについてのデータは載ってないながらも、本が出るギリギリまで作ってたんだろうな…!と思わされるほど最近のユニットまで網羅されています。
キャラクターの相関図や、それらの時代を纏める『書王への書簡』など、考察好きにはたまらない一品となっております。(この『書王』も、『書簡を書いた人物』も、ゲームの中のユニットだったり。)

そして、嬉しいのは無課金でも十分に楽しめるゲームバランスであること。
サービス開始初期は、あまり良いバランスではありませんでした。それが、何回にもわたるアップデートを重ねて、バランスの調整、新要素の追加、などでどんどん面白いゲームになって行った、それがロードラ。運営さんの頑張りと、思いが伝わってくるようです。


クエスト出発前の画面。
パーティスキルの組み合わせが楽しい。フレンドでなく、助っ人でもパーティスキルが適応されるので、思ったようなパーティを組みやすいのも魅力の一つです。

そして、チャレンジ報酬というシステム。


こんなふうに、エリアごとに決められた条件をクリアするとメダルがもらえます。これを集めると…


この通り。強力なユニットが手に入りました。

エリア報酬や、イベントでのボスドロップでレアなユニットを集めて行けるのがありがたいところ。そして、チャレンジ目標があることで、様々なパーティを組む機会がある、というのも楽しいポイント。
また、イベントによってはエリア報酬とドロップするユニット、と、クエストタイトルとの間に関連性を持たせてくるのがまたニクい。
また、クリティカルや追撃、反撃などの際に入るカットインがキャラの特徴を示していたりでとても楽しい。

…と、簡単にさくっと語って終わらせるつもりが熱くなっていた…

ともかく、非常に世界観とかキャラクターとか素敵です。物語の描かれていない部分を想像するのが好きな方は絶対ハマります。

もっと広がれ!ロードラの輪!

ロード・トゥ・ドラゴン 1.7.0(無料)(iTunesが開きます)

永遠に抜け出すことの敵わない円環。【Remember11 -the age of infinity-】

極限脱出シリーズの999善デス。 その二作品から興味を持った作品群があります。
それが、これらのシナリオを手がけた、打越鋼太郎さんの代表作とも言える、Infinityシリーズです。
まず始めに、善デスと共通点?がある、と話題になっていたEver17からとりかかり、Never7をプレイし、そして、夜通しプレイしてこれから紹介するRemember11をクリアいたしました。



Ever17は名作と言われるに相応しい面白さでした。Never7は個人的にはやや不満が残るものの、面白い作品でした。 そして、このRemember11ですが、この作品は「未解決の謎」が存在することにより、かなり賛否が巻き起こった作品のようです。未完成なのではないか、解決編が存在しない…そんな批判がある、ということをプレイ前、ネットで評価をさらっと見た時に知りました。リンク先のAmazonのレビューもこの記事を書いている現在、★1という有様。まあ、一つだけのレビューですし、参考にならなかった、とする意見の方が多いようなのでそれをそのままこの作品の世間的評価とは出来ませんが、賛否がぱっかり分かれている、と言うのがよく現れているなあ…と思います。

そんな、シリーズの中でも「問題作」と言えるRemember11。ですが。 私は、Infinityシリーズの中で、今作に一番心を震わせられました。ガツンと殴られました。ゾクゾク来ました。未解決の謎は、さながらぱっくりと口を開いた、底の見えぬ深淵。手が届きそうで届く事のない深淵。それは、ある種の悪夢を見た時と同種の高揚と絶望を私に与えました。そして、こう思いました…「この話、めちゃくちゃ面白い…」と。

この物語に出口はありません。どこ迄プレイしても、常にワタシは無限ループの中にいる。その輪の中から逃れる事ができないのです。真実を求めれば求めるほど、その輪に絡め取られて行くのです。…恐らくは。
籠の中にいるのは一体「誰」なのか。
後ろの正面は「誰」なのか。
セルフ…「自己」とは。
アニマ、アニムス、ペルソナ、影、太母、老賢人、トリックスター…ユング心理学の概念/元型を割り当てられたキャラクター達。 それは、ある種記号的ですらあります。しかし。物語の根幹に存在するであろうものが、それらの隙間から…籠の目の間から…垣間見られるのです。それは漠然としていて捉え難い。
語られるはずだったかも知れない物語は永遠に語られず、故に未完成とも言われるようになったこの作品。 しかし、物語の中で示される様々なテーマが……その見えない物語を、沈黙のままに、指し示している……私は、そう感じました。
まだ、私はエンディング及びTIPSをコンプリートできておらず、故にPSP版で追加された、真相に迫る年表も未完成ですが…ネットで先にまだ明かされていない情報も見てしまいました。断片的に、ですが。 そこで知った事実…それの意味するところは、まだ、明確には解りません。が。 どうしようもない呪縛めいたものがこの作品にはある……そう、感じました。

無限の輪の中に迷い込む覚悟があるならば…是非、プレイしてみて欲しい作品です。

バッドエンドも恐れず踏みましょう。バッドエンドでしか語られない物語の側面もあります。その中には核心的な情報も含まれます。また、クリアしたならば、考察サイトを回ってみましょう。その上で、色々と考えて行く心地良さ、または心許なさもまたこの作品の魅力のひとつです。

ちなみに、iPhoneアプリも出ていたりします。
ただ、ボイスは追加課金のようで、セールの時に買う、ぐらいでちょうどいいのではないかと。操作性の面から行っても、PSPの方が良いんじゃないかなあ。
安価にこだわるならば、という感じですかね。

罪の重さ、罰の痛み。【ペルソナ2】

ペルソナ2、罪と罰。(Amazonへのリンクが開きます)

ペルソナ2 罪 ペルソナ2 罰

今作は女神転生シリーズから派生した『女神異聞録 ペルソナ
』から始まる『ペルソナシリーズ』の第二作となります。

自分はP4から入り、その後P3をプレイし…と逆走しているのですが、P4で描かれた心理学的描写がものすごくよく描かれていて、ユング心理学の「影」の概念を凄くうまいこと説明しているな…と感銘を受け。なんかペルソナ2にも影の話があるらしいと聞いてずっと気になっていて、最近になって一気にプレイしました。
舞台は「噂」が現実化するようになってしまった街、珠閒瑠市。人の噂…心から出てきたものが、運命を動かして行きます。その描写は見事というほかありません。

罪と罰の二部作となっており、罰は罪の上にあって事実上の続編ですが、物語はそれぞれで完結しており、また、罪と罰では主人公が異なり、雰囲気などもだいぶ違います。
罪に深く思い入れを持ち過ぎると罰でめちゃくちゃ切なくなります(なお、効果には個人差があります)。私などは胸の痛みでブリッジしたりのたうちまわったりしました。エターナルパニッシュメント!せつなさみだれうち!もう本当、暫くしゃくりあげるほど号泣して、色々大変でした。ここまで心を揺さぶられたゲームは初めてってぐらいです。

元々罰は罪の物語を別の視点から見る…という所から作られたっぽいので、ある意味では独立した作品でもあるかなー、というのが個人的な印象です。同じ物を期待するとちょっと違う感じを受けるかもしれません。また、罰の方が若干クトゥルー色が強いので、苦手な方は抵抗を覚えるかも(特にPSP版追加シナリオは更にそれが強いです)。対比などは本当に良くできていて、うわーなるほど…とぞくぞくすることも多数。

…これはあくまでも個人的な感想ですが、物語の纏まりなどは罪の方が綺麗にまとまってるかな?と思っています。罰は視点の対比だけでなく、二部作の完結編…ひいては女神異聞録ペルソナに連なる物語の完結編も同時に兼ねているので、そのこともあり、やや詰め込み過ぎてしまったような印象を受けてます。
とは言ってもこれ以上引っ張るのも難しいか…な…と、悩み悩み。
ただ、人の心に訴えかけるパワーはものすごいものがあるな…と思います。
そして、プレイした後、キャラや世界の裏話を知りたい!とか、まだまだペルソナ2を楽しみたい!という方にはペルソナ倶楽部や公式ガイドブック完全版がオススメです。




これらの書籍はシナリオ面、攻略面両方において完成度が高く、隅から隅までペルソナ2を楽しめるようになってます。

みなさんもペルソナ2、やりましょう!

ここは箱の外側か、内側か。【極限脱出ADV 善人シボウデス】

と、言うわけで先日書いたとおり,
今日はシボウデスについての記事です。



Vita版はこちら

率直な感想を言うと、すごく面白かったけど最後の最後が残念。でした。

というか、実際は途中までも色々と戸惑ってました。前作である9時間9人9の扉(以下、999)と、あまりに雰囲気が違うのです。世界観、と言ってもいいでしょう。
「ええー…そういうのアリなの?萎えるなあ…」とか、前作のキャラへの後付け的な設定も出て来て、もにゃもにゃとしていました。
まず、前作はツッコミどころもあるものの、割とリアリティのある世界観というか、世界設定の中に突飛なものが見えなかった、割と現実と地続きな印象だったのに対し、今作はものすごく現実離れしています。現実感が薄いと言ってもいいかもしれません。なので、今作で出て来た設定を、前作の世界に当てはめるのに、どうにも抵抗を感じたのです。

現実感が薄い、と書きましたが、前作が割と人の温度が感じられる雰囲気であるのに対して、今作は非常に無機質です。前作が木造なら、今作は鉄。色でいえば暖色と寒色。特に象徴的なのが、ペナルティの在り方。前作では、爆弾で爆発してバラバラになるという何とも生々しい死を見せつけられましたが、今作では薬剤の注射による死と、随分緩やかになっています。そこに感じる無機質さ。ここまで対照的だと、これは意図的にやってるんだろうな…と感じられます。
そして、もうひとつが、話の規模。
前作が非常に個人的な物語だとしたら、今作はその逆です。前作のまとまり方が好きだったので、「そんな大それた話をしちゃうの?!それが999と地続きって……やだー!」みたいになりました(駄々っ子)。

そんなこんなで前作とは色々対照的なので、前作を引きずりすぎると戸惑ってしまうと思いますし、もやもやした感じを抱えてしまうかもしれません。
ならば、前作をやらなくてもいいかというとそんなこともなく、今作を最大限楽しむには前作プレイは必須でしょう。その上、前作の重大なネタバレも今作には含まれています。
「それってどうなん?」って感じもありますが…しかし…しかし!!!!
このゲームはめちゃくちゃ面白いです!!!
取り敢えず、999のことは、あれはあれでひとつの完結した物語として捉え、この話は「続編」ではなく、また別の、999の道の延長線上に描かれた新しい物語として捉えると、これが非常に面白いんです。 途中からどんどん何もわからなかった点と点がどんどんと別の選択を選ぶことにより繋がって行く感じは非常にエキサイティングです。ワクワクします。息を呑みます。
少しずつ謎が剥がれて行く感じ、伏線の貼り方は本当に面白い。また、量子論の話なども出てくるのですが、これがまた面白い形で話に絡んで来ます。
ものすごくじーんと来る展開もあればゾッとする展開もあり…本当によくできてます。
全ての謎が明かされて行くのにはもう、うおおおおって感じでした。

ただし!
ただし!!
ただしくんは関係ありません!!!
…ただし、冒頭にも書いた通り、最後の本当に最後が残念過ぎます…
この物語としては完結しているのですが、新たな物語の先端を見せられて、そこで終わってしまうのです…
つまり、「続編を待て!」……と……それも売り上げ次第らしい、と……
この、この、このおおおおお!!!
この叫びたくなる感じ!きっと!多くの人が味わっているはず!!
なので、プレイ後感は、あんまりすっきりしないです…(:3 ∠)_ この点では前作の方がスッキリ終わってた気がしますね。(前作でもモヤモヤする人もいるそうですが…個人的な印象です)

システム面は概ね良好。前作についての記事で、チャートつけて欲しい!と書きましたが、それがしっかり実装されてます。
自分がプレイしたのは3DS版ですが、メモ画面も中々便利。上画面でメモや手がかりを見ながら仕掛けを解けるのは非常にありがたかったです。
と、メモがついてはいますが、それとは別にメモ帳必須です。(自分はiPadのノートアプリを使いました)重要な情報をメモする必要があることと、話が様々に分岐し、それらを最終的には全て通っていかなければならないため、今自分がどのルートを通っているか把握するためにも、メモがあった方がわかりやすいからです。

エンディングごとに、何回も見ることになるスタッフロールが飛ばせません。Vita版だと一回見たあとは飛ばせるそうなのですが…どうしてそうなった… 流れる曲が結構良いのが救いです。

グラフィックに関してですが、個人的には前作同様2Dの立ち絵が良かったなー、と思います。非常に味のある絵だったので…イベントシーンも、3Dより手描きの絵のもの(いくつかあります)の方が良かったなあ、と。

脱出パートの難易度は前作よりも上がっています。何度か攻略を見てしまいました…。パズルも頭を捻るものが多く、終盤になるにつれややこしくなって行きます。なので、結構な歯応えが楽しめると思います。それぞれのルートで同じ場所を繰り返し探索することがないので、それも良ポイントですね。また、一度クリアすれば、脱出用のパスを入力するだけで楽に通過できます。(難易度をEASYにしてクリアした場合、あとからHARDでクリアし直す時に便利です。難易度は、アーカイブのSECRETや、最後の最後のエンディングを見るのに関係して来ます。)

プレイ時間は約40時間。前作が全エンディング見ても10〜15時間程度だったことを考えるとボリュームは大幅に増えていますね。やりごたえは十分です。
等々、色々と書きましたが、めちゃくちゃ面白いのは事実です。色々もったいなさもあるものの、ものすごく楽しませてもらいました。良いゲームです。色んなことにはこの際目をつむろう!

…それだけの魅力がつまったゲームです。興味を持たれた方は、999と一緒に、是非。

「9」の扉、その先へ。【極限脱出 9時間9人9の扉】


極限脱出 9時間9人9の扉

 チュンソフト開発、スパイクから出ている脱出ゲームです。
元々は3DSで体験版をやってみたシボウデスが面白そうだったので、前作と言われるこっちを先にやってみようと思って購入したものです。 アマゾンのレビューが3.5ぐらいだったので少し不安だったのですが、個人的にはそれ以上…
☆5つけたいほどに楽しめました。

 BGM良し、グラフィック良し、キャラクター良し、雰囲気良し。
ストーリーも先が気になる。舞台のアナログ感、温度感には独特のものがあります。

 ただ、難点が… マルチエンディングで、周回プレイ前提なのに、脱出パートのスキップが出来ない… 初回プレイで限りなくトゥルーエンドに近いながらも一歩足りないエンドに進んでしまった自分はそれだけでも大分脱力したのに、それでさらにがっくしきました…もう一度あれをやらなきゃならんのかと… どうも、脱出パートがスキップできないのはその中で起こるイベントをキャラクターが見ている、体験していることが重要だからという開発側の意図のためらしいのですが、それならそれでせめてチャプター機能、あるいはチャート機能…あるいは複数セーブが欲しかったですね… まあしかし、バッドエンドも中々味わい深いものがあるので見ないのも勿体無く、攻略サイトを参照しながら虚ろに早送りと最短ルート脱出を繰り返す私の姿がそこにはあったわけですが…

それ以外は本当に良作と言って良い内容。 ストーリーもツッコミどころもあるものの、かなり熱いものがありました。トゥルーエンド見た後の満足感は格別よの…テーマとしては若干オカルト的でありながらも興味深い事柄が扱われています。なんて言えばいいんだろう、意識の在処…伝わるもの…そういう…個人的には非常にツボにくるものがあるお話でした。真相やキャラクターの動機の温度もとても好きです。また、DSというハードを生かした演出も素晴らしい。これは是非実際にプレイして確かめて欲しいなあ、と思います。 あと、 キャラクターがたまらんです…ニルスかわいいよニルス…四葉と紫もかわいいしおっさん勢もかわいいよ…

システム以外で気になるところ。メタフィクション的な部分があるので好みは分かれるかもしれません。
 脱出ゲームとしては、Flashなどで脱出ゲームを楽しんでる方には少し物足りないかも。なにせ、自分はFlashの脱出ゲームに全く歯が立たないのですが、そんな自分がちょうど良く感じる歯ごたえだったもので…

派手さはあまりなく、とても…なんていうか、ローカルな感じというか、別に世界を巻き込んだりとかそういうのもないのですが、それがとても良い空気感を作っている作品です。ハリウッド的でなく、ミニシアター向けの完成度の高い小作品という感じ。 (ちなみに、続編…と言うか、『姉妹作』のシボウデスは対照的にハリウッド的な感じです。)

 結構これは、隠れた名作なんじゃないかな…と思います。率直に言って大好き。 是非一度やってみてほしい作品です。

Alien Hive

こう、すっごく地味に、気が付くとやっちゃうようなゲームってありますよね。それも、別に取り立てて名作ってんでもないような。Alien Hive は私にとってまさにそんなゲームです。

BGMがまた。


ゲームモードは二つ。メインは右側のHIVE、blitZは短時間用の特殊モードです。



これがプレイ画面。
空間が空いてる所にスライドして行きます。
マッチ3パズルですが、エイリアンとその卵、植物はマッチすると上位のエレメントに変わります。前者の最上位が成体のエイリアン、後者の最上位がマジックフルーツというアイテムになります。
クリスタルはそのまま消えて、エナジー(移動可能回数)になります。
課金要素はコインと、コイン倍増、エナジー増、とワームホール(時々発動して、列全体をスライドできるようになります)の強化、になりますね。
ただそれほど課金が必要という感じでもないかな?と思います。
ゲーム自体はありふれてるようなものだけど、雰囲気の可愛さで時々やりたくなるのでした。

Alien Hive 2.4.4(無料)

愛と勇気とかしわもち

さて、そんなわけ(お引越し)で過去記事を漁ってたのですが、年単位で前のものはもう何か恥ずかしいですね。そして今書いてるこれも二年も経てば恥ずかしさの塊になりますね…

で、『あ、これは改めて紹介しないとだろう』と思ったのがこの作品。

愛と勇気とかしわもちでございます。


とってもファンシー!かわいらしい雰囲気ですね。

内容はこんな感じのマッチパズル。ぱっと見カジュアルなゲームなのかな?と思うかもしれません。

だが、その内容たるや。
しっかり骨太のマッチパズル。マッチパズルで骨太ってなんだ?と思うぐらいマッチパズルのカジュアルさに慣れてしまってますが。

簡単に解説しますと…

このパズルは縦横斜めに四つ同じ絵柄を合わせると、それが消えて得点になります。
操作が独特で、画面にある赤い四角を回転させて絵を合わせて行きます。

そして…左側に二本のバーがありますね?
そう、のバーです。
この二つがいわばライフになるわけですが…これが二段構えになっていて、青のバーはひとつマッチすると全回復する代わりに、なくなるのがめちゃくちゃ早い。青のバーがなくなると、赤のバーがじわじわと減り始めます。これはマッチを起こしても中々回復しません。

赤バーを回復する為には、Chainを起こす必要が出てきます。
このChainですが、ぷよぷよのように一回のマッチで多く消す必要はなく、連続してマッチを続けることでChainになってきます。

これがまた面白くて、Chainを崩さない為に連続して消し続けなきゃならない、だけど消せる所がほとんどない場合は、Chainを捨てて行かないと、あっという間に時間切れになってしまいます。


あえなくゲームオーバー。

しかし、慣れてくるとついついやってしまう、不思議な中毒性があります。



また、ゲームオーバー後にはエンディングの画面がうつります。幾つかの種類があります。

そして、このゲームがすごいのはそのゲーム性だけでなく、その演出にもあります。


こんな感じでストーリーが挿入されたりする

その結末は…?
多くは語りませんが、見せ方の巧みさに唸らされました。
是非、ご自分の目で見届けてみてください。

愛と勇気とかしわもち 1.10(¥85)

2013年9月3日火曜日

お引越し

以前のブログだと色々不便があったため、ブロガーにお引越し。幾つかの記事はこっちに移そうと思います。
改めてよろしくお願いします。